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【リサーチにおけるAI活用事例】分析結果のサンプルイメージを、Chat GPTで効率的に作成する方法

地味に手間のかかる作業を、AIで効率化

アイディエーションではさまざまなAIツールを積極的に試しながら、リサーチの現場でどのように活かせるのかを日々模索しています。その中で、「この活用法は多くのリサーチャーにとって参考になるはずだ」と感じた具体的な事例を、アイディエーションのYouTubeチャンネルで紹介しています。

今回ご紹介するのは、分析結果のサンプルイメージを、Chat GPTで効率的に作成する方法です。

調査を進める中で、依頼主から「この分析手法では、どんなアウトプットが出てきそうですか?」「完成形のイメージを、事前に少し見せてもらえますか?」と相談を受けた経験のある方も多いのではないでしょうか。

こうしたアウトプットイメージがあると、分析結果に対する認識を事前にすり合わせることができ、プロジェクトをスムーズに進めやすくなります。一方で、まだデータがそろっていない段階で“それっぽい分析結果”を形にしようとすると、意外と手間がかかるのも事実です。

そこで今回は、そうした地味に大変な作業をChat GPTで効率化する方法について、アイディエーション代表の白石が実演を交えながら解説。以下の図のような、クロス集計やCSポートフォリオのサンプルイメージを作成していきます。

実演にて使用しているプロンプトを共有

動画内の実演にて、Chat-GPTへ依頼する際に使用しているプロンプトは以下となります。

・クロス集計のスクリプト・サンプル


あなたはマーケティングリサーチのアナリストです。
スキンケアブランドのEC購入者を対象にした調査を「実施したことにする」ので、MA(複数回答)のクロス集計表のサンプルデータを作成してください。

【目的】
年代によってブランドイメージがどう異なるかを例示する。

【行項目(分析軸)】
次の順番で行に置いてください。

1)全体
2)20代女性
3)30代女性
4)40代女性
5)50代女性

【Nの扱い】
・1列目:年代
・2列目:N(サンプル数)
・全体Nは約10,000、年代別Nはおおよそ均等(各2,000〜3,000程度)で自然な値にしてください。

【列項目(MAの選択肢)】
・設問:「このブランドにどのようなイメージを持っていますか。(複数回答)」
・列として使うブランドイメージの選択肢を10個作成してください。
・すべて日本語で、1〜2語の短いラベルにしてください。

【数値の条件(ここ重要)】
・各セルには「%(パーセント)」を表す値を入れてください。
・ただし、値は整数または小数の数字のみで、“%”という記号は付けないでください。
 例:35 や 42.7 のように出力し、「35%」「42.7%」のように“%”は付けない。
・この設問は複数回答なので、行方向・列方向どちらの合計も100になる必要はありません。
・各年代について、一般的な複数回答率になるように(例:10〜60程度の範囲で)自然な値を設定してください。

【年代ごとの特徴づけ】
年代ごとに特徴が分かるように、%値を調整してください。

・全体:平均的な形
・20代女性:トレンド・SNS・デザイン系の項目が高い
・30代女性:コスパ・時短ニーズが高い
・40代女性:品質・効果が高い
・50代女性:信頼性・安心感が高い

【出力形式】
・Markdown形式の表で出力してください。
・列構成は次の順番にしてください。
 1列目:年代
 2列目:N
 3列目以降:ブランドイメージ10項目(数値は%を表すが、“%”は付けない)
・表頭やセル内に「%」「(%)」といった文字は記載しないでください。

【最後に】
・表の下に、「全体と年代別でどのようなイメージの違いがあるか」を1段落で簡単に要約してください。

・CSポートフォリオのスクリプト・サンプル

あなたはマーケティングリサーチャーです。
スキンケアブランドの顧客満足度分析の例として、CSポートフォリオを作るためのサンプルデータを作成してください。

【前提】
・想定クライアント:D2Cスキンケアブランド
・目的:どの項目を優先的に改善すべきかを示す例を作る

【評価項目】
・行方向の評価項目を10個作ってください。
 例)「肌への効果」「テクスチャー」「香り」「価格」「パッケージデザイン」
   「成分への安心感」「ブランドの信頼性」「サイトの使いやすさ」
   「配送スピード」「問い合わせ対応」など
・実際にはあなたのほうで10項目をよい感じに決めてください。

【数値の条件】
・各項目ごとに、「重要度」と「満足度」の2つの指標を出してください。
・どちらも5段階評価(1〜5)の平均値として出してください。
・CSポートフォリオの4象限にうまく散らばるように値を調整してください。
 (重要度高×満足度低、高×高、低×高、低×低がバランスよく出るように)

【出力形式】
・Markdownの表で出力してください。
・列は「評価項目名」「重要度平均」「満足度平均」としてください。
・数値は小数第2位くらいまでで構いません。

【最後に】
・どの項目が「改善優先」「維持」「様子見」になりそうか、CSポートフォリオの観点から1段落でコメントをつけてください。

アイディエーション YouTubeチャンネル

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